バッティンググローブの選び方|サイズ・素材・フィット感を専門ブランドが徹底解説
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バッティンググローブを選ぶとき、
「どのサイズを選べばいいのか分からない」
「天然皮革と合成皮革は何が違う?」
「グリップ力が強いものを選べばいい?」
「手首が長いタイプは何が違う?」
など、迷うポイントは意外と多くあります。
デザインやカラーももちろん重要ですが、バッティンググローブは選手の手とバットの間に入る道具です。
わずかなサイズ感や素材の違いでも、バットを握ったときの感覚、フィット感、グリップ感、さらには耐久性まで変わります。
北海道・帯広を拠点に、バッティンググローブを主力商品として展開するS-VOLTAが、実際の商品開発や販売、お客様からいただくご相談などをもとに、バッティンググローブの選び方を詳しく解説します。
バッティンググローブ選びで最も重要なのは「フィット感」
バッティンググローブ選びで、特に重要なのが自分の手に合ったサイズを選ぶことです。
同じ「Mサイズ」と表記されていても、すべてのメーカーで同じ大きさ・形になっているわけではありません。
メーカーやモデルによって、指の長さ、掌の幅、親指部分の形状、指の太さ、手首部分の広さ、型紙そのものの形、使用している素材の伸び方などが異なります。
そのため、
「今使っているメーカーがMだから、次もMで大丈夫」
とは限りません。
S-VOLTAでも、
「他メーカーでMを使っていますが、S-VOLTAでは何サイズですか?」
というお問い合わせを多くいただきます。
サイズ表記だけではなく、実際に装着したときのフィット感まで確認することが重要です。
正しいフィット感とは?
バッティンググローブを装着したら、特に確認したいのが指先と掌の余りです。
指先が余りすぎていない
指先部分に大きな空間がある場合は、サイズが大きすぎる可能性があります。
多少の余裕は問題ありませんが、指先が大きく余っていると、バットを握ったときに手袋の中で手が動きやすくなります。
バッティンググローブは、掌とバットが滑らないだけではなく、手とバッティンググローブ自体がフィットしていることが重要です。
掌部分に大きなシワができていない
サイズが大きいと、掌部分の革や生地が余りやすくなります。
その状態でバットを握ると、余った部分にシワができたり、折れたり、引っ張られたりします。
そしてスイングを繰り返すたびに、同じ場所へ摩擦や負荷がかかりやすくなります。
これはフィット感だけではなく、バッティンググローブの耐久性にも関係します。
大きいサイズは破れやすくなることがある

上の写真は、実際に適正サイズより大きいバッティンググローブを着用した状態です。
掌や指先に余りがあることが分かります。
サイズが大きい状態でバットを握ると、余った革や生地がスイングのたびに、
折れる・ズレる・引っ張られる
という動きを繰り返します。
その結果、一部分へ摩擦や負荷が集中し、革や生地の劣化が早まり、破れにつながることがあります。
そのため、
「少し大きめを選んでおけば安心」
という考え方は、バッティンググローブでは必ずしもおすすめできません。
特に成長期のお子様でも、「すぐに大きくなるから」と必要以上に大きなサイズを選ぶことには注意が必要です。
ウェアとは違い、バッティンググローブは適正なフィット感そのものが性能と耐久性に関係する道具だからです。
小さすぎるサイズにも注意
反対に、小さすぎるサイズも適切ではありません。
極端に小さいサイズでは、掌部分や縫製部分が常に引っ張られた状態になります。
さらにバットを握ることで強いテンションが加わるため、こちらも負荷が集中する原因になります。
天然皮革などは使用することで多少手に馴染みますが、
「使えば伸びるから」と明らかに小さいサイズを選ぶことはおすすめしません。
理想なのは、
手全体にしっかりフィットしながら、自然に拳を握れるサイズ
です。
つまり、耐久性という面でも、
大きすぎても負荷がかかり、小さすぎても負荷がかかる。
適正サイズを選ぶことが非常に重要です。
バッティンググローブの「グリップ力」とは?
バッティンググローブを選ぶ際、
「とにかくグリップ力が強いものが欲しい」
という方も多いと思います。
もちろん、バットを握った際の滑りにくさは重要です。
ただし、バッティンググローブのグリップ性能は、単純にグリップが効いているかどうかだけでは決まりません。
実際の握りやすさには、
掌素材 × フィット感 × バットグリップとの相性
が関係します。
例えば、非常に摩擦力の高い掌素材を使用していても、バッティンググローブ自体が大きければ、手袋の中で手が動いてしまいます。
つまり、
「バッティンググローブとバット」は滑っていなくても、「手とバッティンググローブ」がズレる
ことがあります。
逆に、掌素材そのものの粘着感が極端に強くなくても、サイズがしっかり合っていれば非常に握りやすく感じる場合があります。
そのためS-VOLTAでは、グリップ性能だけを見るのではなく、手とバッティンググローブの一体感まで含めて考えることが重要だと考えています。
天然皮革と合成皮革はどちらがいい?
バッティンググローブの掌素材として代表的なのが、天然皮革と合成皮革です。
この2つには、フィット感、手馴染み、水への強さ、お手入れ方法などに違いがあります。
どちらが必ず優れているというものではありません。
天然皮革
天然皮革の大きな魅力は、手馴染みの良さです。
使用していくことで革が手の形に馴染み、購入直後よりもフィット感が高まっていきます。
また、薄い天然皮革を使用したモデルではバットの感触が手に伝わりやすく、素手に近い感覚を求める選手にも向いています。
一方で、天然皮革は水分や乾燥の影響を受けやすい素材です。
天然皮革のバッティンググローブは洗える?
「天然皮革だから絶対に洗えない」というわけではありません。
製品や使用されている革によっては、ぬるま湯を使用して優しく手洗いできる場合もあります。
ただし、天然皮革は水分によって状態が変化しやすいため、合成皮革と同じ感覚で洗うことはおすすめできません。
洗濯機で洗う、長時間水につける、強くこする、強く絞る、乾燥機を使用する、ドライヤーなどで急激に乾かすといった方法は避けた方がいいでしょう。
誤った方法で洗うと、革が硬くなったり、縮んだり、柔らかさが失われたりする可能性があります。
基本的には使用後に汗や汚れを拭き取り、形を整えて風通しの良い場所で乾燥させます。
水洗いをする場合は、その商品のメーカーが案内しているお手入れ方法を確認することをおすすめします。
合成皮革の特徴
合成皮革のメリットの一つが、比較的お手入れしやすいことです。
天然皮革に比べて水に強い製品が多く、洗えるバッティンググローブも多くあります。
練習頻度が高い選手や、夏場に多く汗をかく選手、汚れを落としながら使用したい選手にとっては扱いやすい素材です。
ただし、
「合成皮革ならすべて洗濯機で洗える」というわけではありません。
バッティンググローブには掌以外にもさまざまな素材やパーツが使用されているため、商品の洗濯表示やメーカーの案内を確認してください。
天然皮革と合成皮革の主な違い
| 比較項目 | 天然皮革 | 合成皮革 |
|---|---|---|
| 手馴染み | 非常に良い | 製品による |
| 素手感覚 | 得やすい | 製品による |
| 使用による馴染み | 大きい | 比較的小さい |
| 水への強さ | 注意が必要 | 比較的強い |
| 手洗い | 製品によって可能 | 可能な製品が多い |
| 洗濯機 | 基本的に避ける | 製品表示による |
| お手入れ | 注意が必要 | 比較的しやすい |
天然皮革だから優れている、合成皮革だから劣っている、という単純な話ではありません。
例えば、
試合ではフィット感を重視して天然皮革、練習ではお手入れのしやすさを重視して合成皮革
という使い分けもできます。
掌素材は「薄ければ良い」わけではない

バッティンググローブでは、掌素材の厚みも使用感を大きく左右します。
薄い掌素材は、素手感覚を得やすく、バットの感触が手に伝わりやすいという特徴があります。
一方で、素材が薄くなるほど、使用状況によっては摩耗が早くなることがあります。
厚みのある掌には、
しっかりした握り心地と、耐久性を確保しやすい
という特徴があります。
ただし、厚くなるほどバットの感触は伝わりにくくなる傾向があります。
つまり、
素手感覚と耐久性には、ある程度トレードオフになる部分があります。
薄ければ薄いほど良いわけでも、厚ければ厚いほど良いわけでもありません。
バッティンググローブはなぜ破れる?
バッティンググローブは、スイングのたびに摩擦や負荷がかかる消耗品です。
特に掌部分、指の付け根、親指周辺、グリップエンドが当たる部分、縫製部分などには負荷が集中しやすくなります。
そして耐久性を左右するのは、素材だけではありません。
サイズ、バットの握り方、グリップテープの種類、スイング回数、汗の量、使用後の保管方法、掌素材の厚みなど、さまざまな要素が関係します。
「すぐ破れた=品質が悪い」とは限らない
もちろん、製品そのものの不具合によって破れる場合もあります。
一方で、バッティンググローブは、
革の厚さ・柔らかさ・素手感覚・グリップ力・フィット感・耐久性
すべてを同時に最大化することが難しい商品でもあります。
例えば、非常に薄く柔らかい天然皮革で素手感覚を追求すれば、厚い素材と比べて摩耗が早くなる場合があります。
反対に、耐久性だけを重視して掌素材を厚くすれば、バットから手に伝わる感覚は変わります。
また同じバッティンググローブでも、適正サイズで使っている選手と、大きいサイズを使っている選手では、素材にかかる負荷も異なります。
そのため耐久性を見るときには、
「どのような性能を求めて設計されたバッティンググローブなのか」
まで考えることが重要です。
手首部分でも使用感は変わる

バッティンググローブには、一般的なタイプだけでなく、手首部分を長くしたモデルや、手首をしっかりホールドするモデルがあります。
S-VOLTAでも通常モデルに加えて、WRIST LOCKタイプを展開しています。
通常タイプは比較的着脱しやすく、手首を動かしやすいのが特徴です。
一方、WRIST LOCKタイプは手首周辺までしっかり包み込み、手から手首までを一体化させるようなホールド感があります。
ただし、手首を自由に動かしたい選手もいます。
通常タイプとWRIST LOCKタイプのどちらが優れているというものではなく、選手の好みによって選ぶことが重要です。
バッティンググローブに刺繍を入れるという選択肢
バッティンググローブは、刺繍を入れることで自分だけの一双にすることもできます。
名前やイニシャル、背番号などを入れることで、チーム内で同じカラーを使用している場合でも自分のものを判別しやすくなります。
また、刺繍自体がデザインのアクセントになるため、自分らしいバッティンググローブを作りたい選手にもおすすめです。
ただし、バッティンググローブは手に直接フィットさせる道具なので、刺繍を入れる位置や大きさにも注意が必要です。
S-VOLTAでは、手首の掌側に刺繍を入れることが可能です。
名前、イニシャル、背番号などを入れて、自分だけのバッティンググローブにカスタマイズできます。
公式戦で使用する場合は、所属するリーグや大会によって刺繍やデザインに規定が設けられている場合があるため、事前に最新のルールを確認してください。
試合用と練習用を分けるという選択肢
毎日のように野球をする選手であれば、1双だけを使い続けるのではなく、複数双をローテーションする方法もあります。
特に夏場は大量の汗を吸収します。
十分に乾燥する前に再び使用すると、革や生地に負担がかかりやすくなります。
そのため、
試合用と練習用を分ける、または練習用を複数用意してローテーションする
という使い方もおすすめです。
子どものバッティンググローブは「学年」だけで決めない
ジュニアサイズで非常に多いのが、
「小学○年生ですが何サイズですか?」
というご質問です。
しかし、同じ学年でも手の大きさにはかなり個人差があります。
そのため、
「小学○年生=このサイズ」
と決めることはおすすめしていません。
実際の手の大きさとフィット感を基準に選ぶことが重要です。
また、成長を見越して必要以上に大きいサイズを購入すると、フィット感が低下するだけでなく、余った素材へ負荷が集中し、破れやすくなる可能性があります。
高校野球・中学硬式などでは使用ルールも確認する
公式戦でバッティンググローブを使用する場合には、所属する連盟や大会の規定も確認する必要があります。
カテゴリーによって使用できるカラーやデザインなどに規定が設けられている場合があります。
購入前には、
「練習だけで使用するのか」「公式戦でも使用するのか」
まで確認しておくと安心です。
規定は変更されることもあるため、最終的には所属チームや大会の最新ルールを確認してください。
S-VOLTAがバッティンググローブで大切にしていること
S-VOLTAでは、バッティンググローブをブランドの中心商品として展開しています。
だからこそ、単純にカラーやデザインだけではなく、
「実際にバットを握ったときにどう感じるか」
を大切にしています。
サイズ感、掌のフィット、素材、厚み、グリップ、手首周り、耐久性、そしてデザイン。
バッティンググローブは一見するとシンプルな道具ですが、細かな違いが使用感に大きく表れる商品です。
同じ素材でも厚みが違えば感覚は変わります。
同じサイズ表記でも、型紙が違えばフィット感は変わります。
どれだけグリップ性能の高い素材でも、サイズが合わなければその性能を十分に活かすことはできません。
S-VOLTAでは、お客様からいただくサイズ相談や実際に使用された選手からの声も参考にしながら、バッティンググローブの商品開発・改善を続けています。
まとめ|自分の手に合ったバッティンググローブを選ぼう
バッティンググローブは、単純に人気やデザインだけで選ぶ道具ではありません。
重要なのは、
「自分の手とバットの間に、どんな感覚を求めるのか」
です。
素手に近い感覚、グリップ感、手首のホールド感、お手入れのしやすさ、耐久性、フィット感。
求めるものは選手によって異なります。
そして、どの性能を求める場合でも基本になるのが、
自分の手に合ったサイズを選ぶこと
です。
大きすぎれば、余った素材に負荷がかかり破れやすくなることがあります。
小さすぎれば、革や縫製部分が常に引っ張られます。
だからこそ、
「一番良いバッティンググローブ」を探すのではなく、「自分に合ったバッティンググローブ」を選ぶこと
が重要です。
S-VOLTAでは、さまざまなカラー・仕様のバッティンググローブを展開しています。
サイズ選びで迷った場合も、お気軽にお問い合わせください。
よくある質問
バッティンググローブは小さめを選んだ方がいいですか?
極端に小さいサイズを選ぶ必要はありません。手にしっかりフィットしながら、自然に拳を握れるサイズがおすすめです。
バッティンググローブは大きめでも問題ありませんか?
必要以上に大きいサイズはおすすめしません。余った革や生地がバットを握るたびに動き、特定の箇所へ負荷が集中することで、破れにつながる場合があります。
子どもは成長を考えて大きめを購入した方がいいですか?
バッティンググローブの場合は、必要以上に大きいサイズを選ぶことはおすすめしません。フィット感が低下するだけでなく、余った素材へ負荷がかかりやすくなります。
天然皮革のバッティンググローブは洗えますか?
天然皮革だから絶対に洗えないわけではありません。製品によっては、ぬるま湯で優しく手洗いできる場合があります。ただし、水分によって革の状態が変化する可能性があるため、メーカーが案内している方法を確認してから洗うことをおすすめします。
合成皮革のバッティンググローブは洗えますか?
洗える製品が多いことが合成皮革のメリットの一つです。ただし、使用されている素材やパーツによって洗濯方法が異なるため、商品の洗濯表示やメーカーの案内を確認してください。
バッティンググローブは薄い方がいいですか?
薄い掌素材は素手感覚を得やすい一方、使用状況によっては摩耗が早くなる場合があります。厚みと感覚、耐久性のバランスで選ぶことが重要です。
バッティンググローブが滑る原因は何ですか?
掌素材だけが原因とは限りません。サイズが大きく手袋の中で手が動いている、汗によって内部が滑っている、バットのグリップテープとの相性など、複数の原因が考えられます。