S-VOLTAを始めた理由、正直に話します。
社会人になって初めて、自分のお金でバッティンググローブを買いに行ったとき。
欲しいカラーがあった。でも値段を見て、棚に戻した。「まあ、これでいいか」って自分に言い聞かせながら別のものをレジに持っていった。
なんか、悔しかったんですよね。
バッティンググローブって消耗品じゃないですか。使えば傷む、汚れる、破れる。何度も買い直すものなのに、その度に「欲しいのは高いから」って妥協する。気づいたらそれが当たり前になってた。
周りに話したら、みんな同じだった。「俺も妥協してる」「どうせ消耗するし」って。
思い出したのが、学生時代に先輩からもらったバッティンググローブでした。
ボロボロになるまで使ってた合皮のバッティンググローブとは、全然違った。初めて天然皮革をはめたとき、バットを握った瞬間の感触が別物で。そっから練習行くのが、なんか楽しみになったんですよね。
道具って、プレーだけじゃなくてメンタルにも影響するんだって、あのとき気づいた。
天然皮革で、ちゃんと質感も良くて、カラーも選べる。
それでも「頑張れば手が届く」と思える価格にはしたかった。
品質を落として安くするんじゃなくて、そこは絶対に妥協したくなかった。
自分たちが本気で欲しいと思えるものを、自分たちで作るしかないと思って、S-VOLTAを始めました。
「まあ、これでいいか」を、「これがいい」に変えたい。
S-VOLTAは、そういうブランドでありたいと思っています。